「ピンーポーン」と チャイムの音で僕は目覚めた
「ピーンポーン、ピンポン、ピンポン、ピンポーン、しみずさぁーん!」
ドアの向こうから男の声がする
ねむい目を擦りながら僕はゆっくりとドアを開けた
そこには見知らぬ一人の中年男性が立っていた
今でも鮮明に覚えている、その中年男性は黒い猫のマークの緑のキャップをかぶって両手には紙袋のような物を持っていた
中年男性は僕に一枚の紙切れを差し出した
起きたばかりのせいか目も半分開いてない状態で僕にはその紙切れが呪文のようにしか見えなかった
続いて中年男性は僕に一本のペンを差し出した
どうやら名前を書けというらしい
半分眠っている状態で面倒くさかったのか僕は「清水」の「清」の字だけ書いて中年男性に渡した
すると中年男性は持っていた紙袋を僕に渡しその場から消えていった
いったい誰だったんだ?
部屋にもどり紙袋を開けてみると魔可不思議な物体が2つ入っていた
1つは右足がぴったり入りそうな物体
もう1つは左足がぴったり入りそうな物体
2つには紐も付いている
僕は背中の筋が凍りつきそうになった
僕は2つの物体のある英字に気が付いた
「 V A N S」?
さっぱりだった
何かの暗号なのだろうか
僕はその靴・・・いや2つの物体をとりあえず部屋の隅に置き朝食をとる事にした
しかし
朝食は僕の喉をとおらなかった
そう、気になってしょうがなかったんだ
その靴・・・じゃなくて2つの物体よりも、中年男性の事が
一体ヤツは誰なんだ!
すぐさま超ハイテク技術今世紀最高傑作のパーソナルコンピューターで
調べ上げた
すると
中年男性と全く同じ格好のヤツを調べ上げる事に成功した
耳の穴かっぽじってよく見とけよ
コイツだ!!!
あとがき
ありがとう恵子さん!
大事に履かせてもらいます